リ ア カ ー





σ(^_^)の家になぜか不動バイクのヤマハFX50(RDの前身)

がありました。

一応部品取り車として確保していましたが、σ(^_^)はスズキの

RG50に乗っていたので使える部品がほとんどありません。

その後、RD50に乗っている友人の「片岡」にあげることになりま

した。

そこで問題になったのが、運搬方法です。

σ(^_^)の家から「片岡」の家までは5Km位あります。

さすがに押していくのは辛いのでリアカーで運ぶことにしました。

「青木」が乗っているビジネスバイク(スズキK90)にリアカーを

付けて、その上にバイクを載せて運ぶという作戦です。

σ(^_^)の家に「片岡」「青木」「牧野」の3人が集まって、リアカー

にバイクを載せて準備完了です。

走行中にリアカーが外れると大変なので、K90の荷台に太目の

ロープでリアカーをきつく縛りつけました。

前1台・後2台のバイクで、K90+リアカーを囲むようにして出発

です。

なるべく細い道を通ろうとルートは決めていたので、ゆっくりですが

順調に走り始めました。

ところが最初の直線から農道に入るために左折するところで事件が

起きました。

ちなみにσ(^_^)は後ろを走っていました。

先導車が左折をしたあと「青木」のK90+リアカーがそれに続いて

左折、左折、左折・・・しな〜い!!

何やらもがきながら曲がりきれずに斜め左前の畑にツッコミました!


「ガ、ガ、ガ、ガ、ガ・・・ガッシャ〜ン!」



後から見ていたσ(^_^;)は何がなんだかわかりません。

リアカーに載っていたFX50は飛ばされてしまいました。

「青木」も投げ出されて畑に転がっています。

K90とリアカーはロープでつながっているので、倒れてはいないの

ですが、変な状態で捻じ曲がってます。

まるで彫刻の森にあるオブジェのようです。

σ(^_^;)たちはバイクから降りて急いで駆け寄りました。

「青木」に怪我はないようです。無事でした。

畑の中だとマズイので速攻でバイクを道に引きずり出しました。

K90もリアカーも大きなダメージはないようです。

う〜ん、丈夫だ!

FX50はどうでも良かったのですが無事でした。

「青木」も身体についた砂をはたいてK90に近づきます。

落ち着いてきたところで「青木」に聞いてみました。


「いったいどうしたんだぁ?なんで突っ込んじゃったの?」


すると「青木」は


「曲がろうとしたのに、曲がれなかったんだ!」


と言います。最初は「何言ってんだ?」と思いましたが、バイクを

見て納得しました。

リアカーをK90の荷台にきつく縛りつけてしまったので、バイクが

傾かず曲がれなかったのでした。

後から考えれば当然のことなのですが、縛る時は外れちゃまずい!

という気持ちが強く、そんな事は考えもしませんでした。

そして気を取り直し、ロープも緩めに縛りなおして再出発。

無事に「片岡」の家に着きました。

いやぁ〜怪我がなくて良かった、良かった!



<教訓>亀甲縛りを覚えよう!



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